インタビュー
「与えられている仕事に真摯に取り組むこと」(英語)
(英語)私は、40年以上公の仕事をしてきました。その中で、「将来どうなりたいか」とか「どういった方向に進みたいか」などと、未来にとらわれた考え方をしないよう心がけてきました。 と言うのも、多くの人は、未来に固執するあまり、目の前のものにつまずくという間違いを犯していると思うのです。私は、今自分に与えられた仕事に懸命に取り組み、いい仕事をする、という姿勢に徹しました。素晴らしいアメリカ人哲学者ヨギ・ベラは、「決断をためらって立ち止まるより行動あるのみ」と言いましたが、岐路に立った時にすべきことは、ただ進む、ということなんです。ずっと先の目標ばかり見ていると、それに囚われた行動をしてしまいます。つまり、それは自分の決断による行動ではないのです。 でも私は、自分自身が決断できる状態でいたいのです。外からの影響で自分がやることを左右されたくありません。ですから私は、与えられた仕事に真摯に取り組む姿勢を保つようにしてきました。
市長だった時は、市長職に懸命に取り組みました。良き市長として働く中で、何か機会が訪れた時、そしてやりたいことを見いだした時、新たな挑戦をすればいいのです。市長として働く中で、何か非常に困難な任務があるかもしれません。でも、人々に信頼され、奉仕の気持ちが備わっていれば、そして善意をもって取り組めば、困難に立ち向かうことができます。私は、今ある仕事にきちんと取り組み、将来の行く末は心配しない方がいいと思っています。先の方ばかり眺めていると、目の前のものにつまずく可能性があります。
日付: 2008年7月4日
場所: 米国、コロラド州
インタビュアー: トム・イケダ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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