(英語)そうですね、簡単に言えば、父は典型的な一世でした。第一に非常に厳しい父でした。ただしこれは父の一面で、私達の面倒も良く見てくれてました。働き者でしたね。亡くなるまで、道徳を非常に大切にしていました。信念も強く、同時にユーモアのセンスもありました。 確かファースト通りとサンペドロ通りのタウル・ビルだったと思いますけど、そのビルの3階の角に父の事務所がありましてね、そこにはよく行って、事務所の掃除を手伝いました。そしたら、子供達が大勢入ってきてね、父は子供達と話したり、笑ったりしてるんですね。本当に子供達に優しいんです。子供達が帰るときには、なにか物をあげたりしているんですよ。それで家に帰ってきて母に「ねぇお母さん、お父さんはよその子供達にあんなに優しいのに、家に帰ってきたら私達にはなんでいつも不機嫌顔なの」って言ってました。父がわたしたちにたいして好んで使った言葉は「バカ」でしたから。
日付: 2010年2月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: エイコ・マスヤマ、キャロル・フジタ、西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター