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移民の歴史(スペイン語)

(スペイン語)ええ、そうです。これまで、日本人移民と沖縄県移民の(歴史)について、それぞれ書かせてもらいました。そのうちの一つか1999年に100周年を記念して書いた「ソンジン」という沖縄史です。執筆を終える前に、おじいさんやおばあさん・・・おばあさんの方が多かったと思いますが、インタビューをしました。それまでに、すでに300人のお年寄りや年配者をインタビューしました。多くの人が既になくなってますけど。でも、98年か99年だったと思いますけど、彼らの話を聞いていて自分までが参ってしまったのです。ほとんどがかなり年配の方でしたけど、みんなもうこの世から去るかのように、でもとてもリラックスして話すのです。その中には私を信頼して、私にいう必要のないことまで話す人もいました。同席していた彼らの息子や娘は私を恨めしそうな目で見るのです。彼らは、このことは書かないでくれって私に言うんです。ここで話すつもりはありませんけど、昔中絶をしたとか、不倫をしたとか、暴力を振るったとか、でも楽しいこともたくさんあったとか。全てのことを書き残してほしいかのように話すのです。さすがに精神的に参ってしまったのです。 私はいい家庭で育ちましたので、そのような出来事は体験していないのです。また、インタビュー対象者からそのような証言を得ても匿名では書けないわけです。信憑性を立証するために実名で書くしかないのです。でも、それはできないため、フィクションとして出版することを考えたのです。ただ、私としてはこの日本人移民は確かにすばらしい人たちですごく頑張ってきたけど、他方普通の人間だということを示したいのです。彼たちも多くの悩みを抱え込み、子どもを中絶し、多くの問題を抱えて乗越えてきたということを、日系人のその人間性を紹介したいのです。時にはあまり誇れないこともあったということや決して模範になるものでないことも。 だから、ジャングルで自分を隔離し小説を書き始めたのです。でも、105頁目で筆が止まってしまいました。それから10年の歳月が経ちますが、そのうちに書き終えると信じています。心温まる内容で文学的にも整理されたものにしたいのです。この作品には仏教の影響もあるかと思います。罪滅ぼし的な要素ですが、独白する部分も多いし、アイルランドの小説家James JoyceやVirginia Woolfのスタイルを取り入れているのです。もし私がただの研究者であるのであればもっと客観的に物事を見ることができ、あのような苦痛にはならなかったでしょうが、詩を書く以上やはりセンシブル(感情的)になってしまい大きな衝撃を受けたのです。


フィクション アイデンティティ インタビュー 小説 ペルー

日付: 2008年2月26日

場所: ペルー、リマ市

インタビュアー: ハルミ・ナコ

提供: ペルー日系人協会 (APJ)

語り手のプロフィール

ドリス・モロミサト・ミアサト氏は、1962年ペルー、リマの農村部であるチャンバラで生まれました。法学と政治学の学位を取得し、国立サンマルコス大学を卒業しました。

ミアサト氏は、詩集、『Morada donde la luna perdió su palidez』(1988年)、『Chambala era un camino』(1999年)、『Diario de la mujer es ponja』(2004年)、『Paisaje Terrestre』(2007年)を出版し、2006年には、書籍、『沖縄 : ペルーにての1世紀』を出版しました。ミアサト氏の詩やショート・ストーリー、エッセイ、記事は、様々な選集に収められており、多言語に翻訳されています。

ミアサト氏は、自らをエコロジスト、フェミニスト、仏教徒であると語ります。2006年、沖縄県は、ミアサト氏を親善大使に任命しました。最近では、ディスカバー・ニッケイ・ウェブサイトのコラムニストも務め、2005年からは、「Cámara Peruana del Libro」の文化担当としてブックフェアを開催してきました。(2008年2月26日)

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