(英語)人間はハリウッド(映画)や何かのように格好よく美しく死んだりしません。無惨にずたずたになるのです。今でも覚えている事は、大砲の弾が私の前の人に当たった時の事です。(前の人との距離は)10ヤード(約9メートル)離れていました。彼の身体が弾を受け、弾が爆発したのです。胴体から上半分がなくなり、脚だけが更に10ヤード走り続けていました。これはひとつの例ですが、そんなことを自分の回りでしょっちゅう目の当たりにするわけです。無惨にずたずたになった姿を・・・それも知らない人ではなく、自分の友達の姿です。気の合う友達、数時間前、数日前にあなたの命を救ってくれた人です。その様な悪夢を再び記憶に呼び覚ますことが言えますか?そんなことはしたくない。だから皆その話をするのが嫌なのです。余りにもおぞましくて、その話ができないのです。
日付: 1995年8月28日
場所: 米国、カリフォルニア州
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター