束芋によるdanDAN展
2011年9月15 | — | 2011年10月29 |
James Cohan Gallery
533 West 26th Street
New York, New York, 10001
United States
ジェームス・コーハン・ギャラリーは、日本人アーティスト、束芋による個展「DANDAN」を2011年9月15日から10月29日まで開催いたします。これは、日本を代表するアーティストの一人として認められ、伝統的な浮世絵版画を思わせる色彩の手描きアニメーションで知られる、35歳の束芋によるギャラリーでの3度目の個展です。社会評論家として、また1970年代半ば生まれの代弁者としての役割を担う束芋は、世代間の断絶を探ろうとしています。かつては孤立主義を誇りとしていた島国にグローバル化が浸透する中、共同体の伝統は現代の個人化の欲求に取って代わられ続けています。束芋の作品は、社会の変化の渦中に巻き込まれた彼女自身や同世代の人々を映し出す鏡として、現代の日本社会をまじまじと見つめています。彼女の作品は、不安定な大地の不変の現実である不安を捉えているが、そのトーンは抽象的で超然としている。都市の風景、室内空間、手、脳、髪、昆虫、植物、水など、繰り返し現れるモチーフは、優雅に表現されたものと不穏なほどシュールなものの間を漂っている。ジェームス コーハン ギャラリーで展示されている作品のうちの 2 点、 「BLOW」と「danDAN 」は、2009 年に横浜美術館で始まり、国立国際美術館に巡回した個展「段面」で初めて発表された。これら 2 つの作品は、精巧に構築された舞台装置で披露されるマルチチャンネルのビデオとサウンドのインスタレーションである。また、本展では、2006 年に原美術館で個展が初めて発表されたシングルチャンネルの作品「ギニョラマ」も展示されている。このギャラリー展は、これらの作品が米国で公開される初めての機会となる。詳細については、http://www.jamescohan.com/exhibitions/2011-09-15_tabaimo/ をご覧ください。
APA_Institute . 更新日 2024年12月7日