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Crónicas Nikkei #9—Más Que un Juego: Deportes Nikkei

ボルガ河畔の想い出

今年85歳の僕は半世紀を超えるブラジル、アメリカ、カナダでの移民生活には数多くの想い出があります。中でも最も心に残る生涯の想い出は、80歳の時にロシア連邦タタールスタン共和国の首都カザニでの水泳マスターズ世界選手権大会の表彰台に立った瞬間の達成感でした。日本での水泳競技会では地方大会予選落ちが殆どで、全国大会には2回出場しただけの3流選手の僕が、オリンピックメダリストに勝って世界選手権大会の表彰台に立てるとは夢の様でした。

小学校では野球選手で、巨人のキャッチャーの藤尾が3番打者、ファーストの僕が4番、阪急でホームラン王になった中田が5番のクリーンナップトリオで阪神間では強豪チームでした。ところが、中学1年の時に学校でファーストミットを盗まれ、野球選手になる夢を泣く泣く諦めました。終戦直後の日本ではグローブは製造されておらず、ファーストミットは父の1ヶ月の収入ぐらいの値段でしたから、再度は買って貰えませんでした。そんな事で、金がかからず裸一貫でやれるスポーツは相撲か水泳しかなく、水泳に転向したのでした。野球を続けておれば、せいぜい甲子園どまりか良くても六大学レベルで、世界の檜舞台メジャーでの活躍は望むべくもなかったでしょう。当時は泥棒を恨みましたが、今では泥棒さん有難うの心境です。

30年間のアメリカ勤務では毎年300日は海外出張で、航空会社マイレージの200万マイルメンバーになる程の多忙で、泳ぐ暇はありませんでした。70歳でリタイヤー、酒飲んでテレビを観てるだけでは文字通りのカウチポテトになってしまうので、地元トロントのマスターズ水泳クラブに申し込み、定員に空きの出るまで1年のスタンバイ後に入会出来ました。

学生時代は平泳ぎでしたが、現在の水泳界では4種目全てをトレーニングすることになっており、70歳の手習いでバタフライを学びました。40年以上のブランクがありましたが、初年度にオンタリオ州選手権大会バタフライで金メダルを獲得しました。石の上にも3年、3年後には個人メドレーも含め全種目でカナディアン・チャンピオンになりました。

5年前の2015年8月、水泳世界選手権大会とマスターズ水泳世界選手権大会が史上初めて同時開催されたタタールスタンの首都カザニに到着したのは午前3時。空港には写真撮影禁止の警告が至るところに貼ってあるにも拘らず、デジカメやスマホを持ちだして忠告を受けたり逮捕されてる人々の列を尻目に、僕達選手団は入国通関免除のゲートから選手村行きのバスに案内されました。コンシュラー・フィー(領事手数料)免除のヒューマニタリアン・ビザ(文化交流ビザ)の為、滞在は競技期間中のみで、最終日の翌日にはロシアを出国しなければいけませんでした。選手村の宿舎に到着したのは夜明け前だったので、チェックインを済ませ宿泊費に含まれていた6時半からの朝食に 、道路を挟んで選手村の向かいにあるテニスアカデミーに行きました。マリア・シャラポワ等の世界的なプレーヤーを輩出してる国策テニス学校は豪華な設備で、流石カザニはロシアのスポーツキャピタルだけあると感心しました。

翌日、選手村から水泳会場に行くバスで世界選手権に出場されてる筑波大学大学院生で背泳の金子選手と座席が隣り合わせでした。最初の三日間は現役オリンピック選手の出場する世界選手権を観戦して過ごし、マスターズ大会では50メートル平泳ぎで銀メダル、100メートル平泳ぎで銅メダルを受賞しました。

寄る年波には勝てず、頭脳はいささか呆けてきましたが、今尚、体力は現役ですので、来年に日本で開催される世界マスターズゲーム(年齢別オリンピック)、関西大会(競泳は神戸5月)と再来年の水泳マスターズ世界選手大会(競泳は博多6月)で優勝し金メダルを獲得して故郷に錦を飾る所存です。 

末筆ながら、今年の初めにブラジルで午前中は海水浴で筋肉をリラックスさせ、午後にはスポーツクラブのプールでのトレーニングに参加し、絶好のコンディションでカナダに帰って来たら、3月末のオタワでのオンタリオ州選手権が中止、トロントでの5月のカナダ選手権も中止、コロンビアのメデインでの6月のパンアメリカン選手権も中止、ブラジルのリオデジャネイロでの9月のパンアメリカン・マスターズゲームも中止となってしまいました。85歳から89歳ブラケットで最年少の今年は、大量の金メダル獲得を目指していましたが全てパーになりました。現在カナダでは未だにコロナウイルスによる非常事態宣言が解除されず、水泳クラブも閉鎖が続きトレーニング出来ず、住んでるアパートのプールも閉鎖され不運な年ではあります。

 

© 2020 Hideo Maruki

9 Estrellas

La Favorita de Nima-kai

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Sobre esta serie

¿Qué hace que los deportes nikkei sean más que solo un juego para ti? Probablemente, te gustaría escribir sobre tus héroes deportivos nikkei o el impacto de los atletas japoneses en tu identidad nikkei. ¿Tus padres se conocieron a través de una liga de básquetbol o de bolos nikkei? ¿Te intriga un capítulo importante de la historia de los deportes nikkei, como los equipos de béisbol issei y nisei de la época de preguerra?

Para la novena edición de Crónicas Nikkei, les pedimos historias relacionadas con los deportes nikkei desde junio hasta octubre de 2020, y la votación concluyó el 30 de noviembre de 2020. Hemos recibido 31 historias (7 en español, 19 en inglés, 6 en japonés y 1 en portugués) y algunas de ellas fueron enviadas en múltiples idiomas. Le pedimos a nuestro Comité Editorial elegir sus favoritas y a nuestros Nima-kai votar por sus historias favoritas. ¡¡Aquí están sus favoritas!! 

La Favorita del Comité Editorial

 La elegida por Nima-Kai:

<<Socio comunitario: Terasaki Budokan - Little Tokyo Service Center>>

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