3年越しの夢がついに叶う 加州外人土地法(排日土地法)を葬り、日系人の人権を確立させたことで知られる藤井整の生涯を描いた短編映画『リトル・トーキョー・レポーター』の試写会が、今年9月14日、南加のパサデナ市にあるリミール・シアターにて行われました。この映画製作にあたり、暖かいご支援をくださった皆様、大変ありがとうございます。
エグゼクティブ・プロデューサーを務める藤田文子さん、生まれて初めてメガホンをとった陳監督、そして俳優のクリス・タシマさんや尾崎英二郎さんにとって、この日は特別な1日となりました。3年に及ぶ映画製作の苦労がようやく報われたからです。
試写会が始まる前、藤田さんは、どれくらいの人々が試写会に訪れてくれるかとても心配していたようですが、その心配も裏腹、およそ860名もの人々が会場に足を運んでくれました。
試写会のあとの奇跡
30分の上映が終わると、藤田さんは、陳さん、タシマさん、尾崎さんらとともに,観客からの質疑応答を受けました。観客からは、藤井整自身に関する質問が多く、中には、藤井整の子孫は今もアメリカ、あるいは日本に住んでいるのかという質問もあったそうです。この質問を受けた藤田さんは、実際に藤井氏の子孫については良く知らなかったので、近い将来、彼の故郷である山口県岩国市を訪れて、藤井整につながる人々を見つけたいという意向を示しました。
観客との質…