インタビュー
日系 vs. 二世(スペイン語)
(スペイン語) 子供の頃、私は日系人であるというよりは、二世であると感じていました。このように区別をするのは、二世というのは事実、依然として移住してきた一世との強い結びつきがあるからです。それなので、私の場合、二世としての意識がより強かったのだと思います。実際に以前は、日本人の血を引く人々は皆二世でした。今では四世や五世までいるので、日系人ですけれどね。それで、子供のころはそんな風に感じていましたし、戦後のその時代には、日本がまだ今のように認められている国ではなかったので、当然、いいことや悪いこともありました。だから、当時の日系人は、そういった影響を受けていましたよ。でも今日では、例えばそういう同じ日系人でも、違う風に感じています。私自身も実際に違うと感じています。どうしてかって? それは、二世でも他の世代であろうと、チリ社会やチリ文化に、ずっととけ込んでいるからですね。それに、ふたつの文化の知識を生かして、多くの場合、両方にとって有利になる職業や企業で、働くことができるんです。それは興味深い利点ですね。
日付: 2005年10月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: アン・カネコ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター