そして南加子が五つくらいのときかしら。一生懸命、彼女に日本語を教えようと思ってたらね、「教えないでくれ」って言うんですよ。「教えないでくれって言ったって、それ将来の為に役に立つから、日本語を少し習いなさい。マミーが教えてあげるから」って。そしたら彼女ねぇ、小さなくせに、五つくらいのときにね、「I won’t say sorry I did not learn Japanese (日本語を学ばなかったからって後悔しない)」って言うんですね。それでね、「Please try not to teach me (もう私に教えないでちょうだい)」って。 だから、それっきり彼女に日本語教えないんです。
そしたら、今彼女、文句を言うんですよね。「何で教えなかったか」って。だから、「あなたが、絶対に教えないでくれって言ったじゃないか」って言った。でもね、「そんな小さい子供のね、話を真に受ける人はない」って言うんですよ。
日付: 2012年1月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ、西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター